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〜GROW〜 次代を担う女流三人展&天目 佐々木禅 作陶展 開催中♪

2016.03.03
みなさま、こんにちはカリカリ梅でございます
今週は2会場からお届けいたします

まずは、東画廊

GROW−成熟する−
次代を担う作家 陶展
荒井 ゆきえ・本多 亜弥・南 絢子

■開催中→3月8日(火) 最終日は午後4時閉場

春風に乗って日本工芸会で活躍中の、若手女性陶芸家によるグループ展が2年ぶりに咲きました
前回は「花開く」をテーマに、花々が自然の中で生き生きと咲く世界を表現されました。
今展では、「伸びる」(成熟する)をテーマに3人3様それぞれの作風を活かした作品を発表 前回、開花した作品が今展どのように成熟し進化を遂げているのか・・・。

今展の楽しい見所企画  
お花見シーズンを、楽しく可愛く、いっそう美味しく美酒がいただける“宴の膳”を共通のテーマとして提案をしてくださいましたよぉ〜
お重に、お気に入りのうつわを仕組んで・・・楽しみましょう

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★ 荒井ゆきえ
長野県長野市生まれ。京都精華大学陶芸コースを卒業され、京都市工業試験場を修了されました。
テラコッタ風の陶肌、チョークで描かれた優しい雰囲気が特徴の作品です。
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『波に鳥・かに・盃・海の皿』
海・・磯の香が漂う、うつわの組み合わせが楽しいですね。

会席などの小さなうつわを以前からお創りになっておられたのかお伺いすると
3人の先生方とも、この“宴の膳”を提案するにあたって初めて、手がけられたとのこと。
新たな挑戦は、皆様に楽しい企画を提案するのためアイデアを出し合ってのチームプレーです。ナイスファイト

★ 本多亜弥
奈良県天理市生まれ。愛知県立芸術大学陶磁専攻を卒業、同大学大学院を修了されました。
染付に彫りを施し呉須の濃淡、白釉を際立たせ気品漂う作品が特徴です。
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『「緑なす」酒器揃』
酒盃の左にある、丸いうつわは盃台として創られたということですが、珍味入れとしてもお使いいただけますよ。
お酒をいただいた後は、酒器の中に盃、盃台とも収納していただけます。
収納に便利!女性目線、心くばりのものづくり!ありがたいですね

★ 南 絢子
石川県生まれ。陶芸家であられる父 南 繁正氏のもとで家業に従事されます。石川県立九谷焼技術研究所実習科造形専攻学科を修了、金沢卯辰山工芸工房を修了されました。
刻々と変化する自然の色合いをもとに幻想的な世界観を表現。磁器肌の白、余白を生かした色絵付けの作品が特徴です。
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『豆皿揃 雪衾』
「雪衾」・・・ゆきふすまと読みます。「衾」は布団という意味だそうです。ふんわりとした真綿のような雪が椿を包んでいる。自然に心添わせて描かれてますね。
椿の紅、雪の白のコントラストが美しい情景を重箱の中に表現されました。


まだまだ、各先生方の個性が生き生きと花開いた作品が勢揃いですよ
レッツゴー
荒井ゆきえ
『掛け花入 GROW』
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先生がデザインされた神代杉の垂撥。
波に蝶が飛んでいる四角の一輪差しと、素敵に合ってる!

『ぺんぺん草と蝶チョーク描文筥・つゆ草・盃・片口・カタルシスNo36』
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顔料を固めたチョークで描かれた絵は、やわらかく温かみがあり、気持ちがほのぼのとしてきます。
右奥:カタルシスの椅子型の作品には、野の花を挿してはいかがでしょうか

本多亜弥
『染付鉢「野葡萄」』
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『染付手付菓子器「野葡萄」・染付合子「瓢箪」・染付彫酒盃「沙羅」』
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呉須や顔料を素地に染み込ませ、葡萄などの絵を濃淡で見事に描かれました。筆触の感!経験のなせる技でございます。

南 絢子
『掛花入 雪衾・盒 雪衾』
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『盒 雪衾・盒 雪衾・茶碗 雪衾』
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白い磁肌、白い釉薬で描かれた雪。この余白にもなるこの空間に自然界の様々な気配を感じさせてくれますね。
ハッとするような椿の紅は、より一層幻想的な世界へといざなってくれます。

前回よりパワーアップした作品は今も上に伸びて進化中です
この続きは・・・是非会場へお運びください

お次は西画廊へ

佐々木 禅 作陶展
■開催中→3月8日(火) 最終日は午後4時閉場

『油滴釉花入』
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1949年岡山県生まれ。京都府立陶工訓練校を卒業後、陶芸の道に入られた先生は、鉄釉の巨匠 故 木村盛和氏に師事されました。
1979年福井県朝日町佐々生に独立・築窯され、鉄釉一筋に研鑽を積まれ、日々独自の境地を拓くことに邁進しておられます
★木村盛和先生から頂かれた「書」
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光年の石  マグマの炎  大海の器
   是はじ師の心得たるべし』
 
先生「石・・原料、炎・・火、器・・形。これが揃わないとやきものは創れないということ。」と感慨深げに教えてくださいました。
木村盛和先生は、釉薬の調合具合などは弟子たちにも、とてもオープンにしておられたそうですが・・・後は自分で研究しなさいと言わんばかり何も教えてはくださらなかったそうです。
さらに、佐々木先生の作陶精神に火がつきます
『黄釉油滴水指・丹天目(あかてんもく)茶盌』
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先生に作品についてお伺いするも・・・口は重く
・・ブログが発信できないよぉ〜
先生「感じたままの感想を書いてくれたらいい。想像にまかせるよ。」
一つだけお聞かせください!となぜ鉄釉に魅せられたのか伺いました!!
先生「綺麗 それだけではなく、怪しげな美しさを持っている。奥が深い美しさがあるね。際限がないね。」
・・・なんか、うまくかわされた感があるが先生の言葉に納得した次第です

『油滴釉茶盌』
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先生のごあいさつ文より
『「鉄萬華」という字句がふと頭に浮かびました。 鉄釉は原料や窯の焼き方で千変万化する幅広く奥の深い世界です。
自分なりの「鉄の華」を求めて日々仕事をしています。』
このお茶盌を一目見て、本当に鉄の華やと思いました。
釉薬が結晶化しているので、光の当たり具合でも色は万華鏡のように変化します

『土面天目(とのもてんもく)茶盌』
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聴き慣れない天目の名称が出てきましたね
越前・越知山大谷寺に伝わる不老長寿の霊石と霊木の葉の灰を釉薬として焼いた先生独自の天目だそうです。
大谷寺の住職が、ご本尊の「十一面観音」に因んで<十>と<一>を重ねて土面(とのも)天目と命名されたということです
細かな結晶が、神秘的な光を放っていますよ

『黄油滴釉鉢』
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じっ〜くり拝見していると、銀河宇宙・・・悠久の刻を感じませんか?
鉄釉に黄色の顔料を調合されているので見る角度、光の当たり具合で緑から青の色も見えてきますよ。
吸い込まれるような魅惑の輝き・・・入り込めばこの宇宙からは永遠に出てこれなさそう

★うつわ色々
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特に酒盃などは、お酒を入れると結晶が浮かび上がり、ユラユラと・・・是非一献お試しあれ

是非、会場へお運びください。
鉄釉の無限の世界をお楽しみいただけますよぉ〜

今週は2会場でお待ちいたしております

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 高島屋 京都店
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 代表番号 075-221-8811
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