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microcosmic spirits<絵画・彫刻>、日下部 雅生 型絵染展 -京を視る・京から見る-開催中!!

2017.04.06
4月に入りましたね。出会いと別れが交差するこの時期、かく言うはんなり✳︎ハンペンは、3月に大阪から京都に勤務地が変わり、新しい出会とお世話になった方への感謝を胸にブログを書いております。
では、まずは東画廊の催しの紹介です。

高島屋美術部創設110年記念
microcosmic spirits〈絵画・彫刻〉

■4月5日(水)→4月11日(火)
■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。


 
髙島屋美術部創設110周年記念として行われる特別企画展覧会です。会場を見渡すと、絵画は0号以下、彫刻は30cm四方以内の小作品がずらり、ずらりと会場を埋め尽くします。
それら作品は、文化功労者作家から、新進気鋭の超人気若手作家まで美術ファン垂涎の作品ばかりなのです。
作品は小さいが中身は濃い!
展覧会タイトルのごとく最小のフレームを覗き込むと個性豊かな創作世界が広がります。

<会場風景>








では、ほんの一部ですが作品のご紹介…

バレリーナC 李 暁剛 0F


地平を望む 吉岡 正人 0F


金雲追い風童子 藪内 佐斗司 7.2×10.2×9cm


一刻(画布)四 前原 冬樹 30×21×2.3cm


紅衣 中山 忠彦 0F


仲よし 佐々木 豊 0F


iris 金井 訓志 0F


秋の金閣寺 相笠 昌義 0F


そりのあるかたち 澄川 喜一 16×20×4.5cm


昨今の住宅事情を考えると、どの作品も場所を選ばずお部屋に飾れるサイズです。
新生活をスタートされた皆様、お部屋にアートフルな作品を飾り、新生活をより豊かに満喫されては如何でしょうか?

ご紹介作家
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〈絵画〉 41名
相笠 昌義 青木 敏郎 五百住乙人 池口 史子 石垣 定哉
石黒賢一郎 大津 英敏 大沼 映夫 大畑 稔浩 大矢 英雄
奥谷 博 笠井 誠一 金井 訓志 柄澤 齋 川村 悦子
絹谷 幸二 久野 和洋 小杉小二郎 五味 文彦 酒井 信義
佐々木 豊 高橋 幸彦 谷川 泰宏 田村能里子 中山 忠彦
野田 弘志 林 敬二 原 崇浩 櫃田 伸也 広田 稔
古吉 弘 三浦 明範 三嶋 哲也 水野 暁 宮崎 進
室越 健美 山田 嘉彦 山本 大貴 吉岡 正人 李 暁剛
渡抜 亮

〈彫刻〉 10名
澄川 喜一 土屋 仁応 灰原 愛 坂東 優 深井 隆
保田井智之 前原 冬樹 三宅 一樹 籔内佐斗司 山本 正道

敬称略
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続きまして、西画廊の催しの紹介です。

日下部 雅生型絵染展 -京を視る・京から見る-

■4月5日(水)→4月11日(火)
■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。


京都は外国から、他県から、観光でたくさんの皆様で溢れています。
桜に新緑、京都の景観が多くの皆様を魅了するシーズンです。
日下部先生は京都で生まれ育ち、現在は京都市立芸術大学で教鞭を執りながら型絵染の制作をされています。
2014年には英国の大学に客員研究員として長期滞在され、その後京都に戻られました。
サブタイトルにある、-京を視る・京から見る- は、遠く離れた英国から京都を想い、そして京都に戻りその魅力を再確認された経験が、型絵染の制作に新しい広がりを与えている、とのことなのです。

では、型絵染技法の紹介です。
柿渋を塗り重ねた和紙を型紙として使用します。
この紙は水に濡れても、湿らないし曲がらない耐水性のある紙です。
スケッチされた絵を基に型紙に下図を描き、線にそって切っていきます。
下図においては風景の建物、山々、橋、鳥はよりシンボリックな部分が強調された図柄になります。
それにより、「本質的な像の美しさを表すことができる、また、絵を描くのとは違い型絵染は様々な制約がある、その制約があるからこそ本質的な美を見出せる(本質の美)を表現できる」と先生のお話、it's so cool !

その後、切られた(彫られた)型紙は和紙の上に置き、お米から作った糊をヘラで伸ばしていきます。それにより、型紙の凹んだ部分だけに糊が置かれ(防染の役割を果たし)白場となります。
和紙から型紙を剥がした後、染めの作業に入ります。色鮮やかな染料を刷毛で置いていきます。微妙な色のグラデーションはこの時になされるのです。
そして最後、“洗いの作業”は紙を水に浸し、糊を溶かし、色の付いていない白場が現れ、作品を乾かしやっと、やっと一つの作品が出来上がるのです!!

↓下の作品は「狭巷を出でて揺蕩う(きょうかんをいでてたゆたう)」とその型紙です。
風呂先屏風(和紙) H44×W186cm
場所は嵐山、奥行きのある景観がダイナミックに表現されています。

↓一部を拡大




クロッカスの頃 型絵染小型深額(絹) H16×W22cm


橋物語 渡月橋 早春 型絵染深額(麻) 10号M


いつか遠い日に 型絵染パネル(和紙) H177×W136cm

英国から帰国後、英国の建築に影響を受け制作された作品です。型紙を連続させ万華鏡のように表現されています。
京都の三条大橋が立体駐車場のように見えます。不思議!!


正覚坊の夢 型絵染パネル(和紙) H157×W144
これは清水寺の舞台、それが塔のように…また、不思議!


マンタの空 型絵染深額(和紙)6号F
沖縄にアトリエをお持ちの先生は、沖縄の海、自然、生き物もモチーフにされています。


さざめく陽光 -キンバイソウ- 型絵染深額(絹)0号F


日下部雅生先生、笑顔が素敵です。

是非とも、型絵染が表現する京都の魅力、新しい型絵染の世界を会場でご堪能ください。
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■ 作家略歴
1964年 京都市に生まれる
1988年 京都市立芸術大学美術学部工芸科卒業、京都にて初個展(以降、各地で20回以上開催)
第20回日展初入選( '02年以降回会友)、第10回日本新工芸展初入選( '98年以降正会員)
1990年 京都市立芸術大学亜大学院美術研究科工芸専攻修了、渡米(1993年に帰国)
1994年 沖縄県立芸術大学の招聘を機に沖縄県糸満市にアトリエを構える(2000年帰京)
1998年 第13回国民文化祭にて実行委員会会長賞受賞
2006年 第28回日本新工芸展にて京都市長賞受賞(以降、他の賞6回受賞)
2012年 第44回日展にて特選受賞
2014年 髙島屋京都店にて個展開催 英国の大学に客員研究員として1年間渡英
琳派400年記念~現代作家200人による日本画・工芸展出品(京都文化博物館/日本橋髙島屋)
現 在 日展会友/日本新工芸家連盟正会員/京都工芸美術作家協会会員/日本美術教育学会会員
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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
直通番号 075-252-7196
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