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青渕会 日本画展~標~&四代 德田 八十吉展〈陶芸〉 好評開催中です!!

2017.11.10
“芸術の秋”ですね。関西でも注目の美術展がめじろおしです。注目度の高い展覧会の会場はかなり混雑しているそうですね。<はんなり*ハンペン>は人が多いところは大の苦手、そんな方にお勧めするのが、百貨店の美術画廊。落ち着いた雰囲気のなか今“旬”の作家の作品が堪能できますよ !!

 

では今週開催中の美術催しのご紹介です。

まずは東画廊から、

 

髙島屋美術部創設110年記念
青渕会 日本画展~標~

■11月8日(水) → 14日(火)
■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。


今展は、"青い渕に棲み、天へ駆け昇る龍の如く"芸術の高みを目指し、お互いを刺激しあう場となるよう、故大山忠作先生が命名された展覧会です。日本画壇を牽引する作家から新進気鋭の作家まで、世代や会派を超え画壇の「標(しるべ)」となり、日本画の真髄を現代に伝えることを目的とした、12名の作家による作品をご紹介しております。

ご紹介の先生は、岡 信孝先生、小田野 尚之先生、小山 硬先生、川島 睦郎先生、川嶋 渉先生、竹内 浩一先生、土屋 禮一先生、牧 進先生、松本 勝先生、森田りえ子先生、森本 純先生 山田 伸先生の12名です。各先生、この展覧会のために描いていただいた新作を紹介しております。
また、今展のお作品の額装、軸装は飾る場所を意識し、洗練されたものになっています。そこも注目です。
では、幾つかお作品のご紹介です。

 

 

■あかねさす 8号 川嶋渉
水面(みなも)のモチーフで知られる川嶋先生、今回は空です。茜色の空がとても美しい作品です。また表装がなんともオシャレな色目で、床の間でなくても、場所を問わず飾れそうです。


■茜 68.1×15.8cm 川嶋渉


■初桜 10号 牧進
ノーベル文学賞作家の川端康成が“日本一の鯉の絵描き”と言わしめた、牧先生の鯉。
圧巻の鯉のこの作品、水が描かれていませんが、清らかな水を悠然と泳ぐ鯉の表現に驚くばかりです。


■花野 6号 岡信孝
実はこの作品、高島屋横浜店で展示の後、少し加筆され京都展で展示されています。花の部分が少し増え、花を揺らす金の風の勢いが増しているのです。


■飛龍 5号 土屋禮一
龍の目にドッキリ!
この作品もオシャレ表装、生地、色目と今時の感じです。


■仔 6号 竹内浩一
かわいいライオンの子供です。しかし、よく見ると目がするどい。


■牡丹 WSM 川島睦郎
横長のかたちで、廊下や和室、洋間にも合う雰囲気の作品です。


■牡丹 10号 松本勝
落ち着いた色調の牡丹。背景においても、丁寧に色を塗り重ねられ、かなりの時間をかけていらっしゃるそうです。

重鎮から新進気鋭まで、見応え、迫力、繊細優美と日本画の魅力が心行くまで堪能できる展覧会です。
是非とも、観に来てくださいませ。

続きまして西画廊です。

 

四代 德田 八十吉展〈陶芸〉
■11月8日(水) → 14日(火)
■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。


会場は赤、青、黄、緑と鮮やかな色彩の輝く陶芸作品で溢れ、“華やか”の一言に尽きます。その作品の作り手、四代 德田 八十吉先生の個展のご紹介です!

德田先生は、石川県小松市にて人間国宝・三代 德田八十吉の長女として生まれ、四代德田八十吉を襲名、全国各地で活躍されています。三代 八十吉から受け継いだ色鮮やかな釉薬によるグラデーションに加え、女性ならではの色彩感覚や三代が使わなかった赤を研究するなど、四代独自の創作活動に取り組んでおられます。会場には鉢、壷、花器、皿、陶額から酒器、美しいワイングラスなど様々な作品で来場者の目を楽しませてくれます。

では、幾つかお作品のご紹介です。

 

○彩釉鉢・太古の赤富士
流れ動きのある赤色の釉薬のことを聞きますと…

この赤々と流れる線は、火山の内側にある“マグマ”、またその赤く熱く流れる“マグマ”に人の心の奥に流れる情念、欲望、愛情を重ね合わせている。
“釉薬が流れる動き”は焼いてしまえば、もう戻らない。その、一瞬を器に永遠にとどめる。
同じ様に、人間の欲望や、幸せを願う心情もはかない一瞬、だから美しいと。

なんとも美しい言葉ですね。


 
○彩釉壷・藍華菱(あいはなびし)


○彩釉花器・拈華
「拈華(ねんげ)」は花をひねること。有名な言葉で「拈華微笑」があります。意味は、言葉を使わず、心から心へ伝えることで、釈尊が大衆を前に蓮華を無言でひねり、その弟子だけが微笑して応じたことからの言葉です。


○釉彩香炉・初音


○彩釉茶碗・薄墨桜


○彩釉花器・昇龍
四代德田 八十吉をご襲名される前ごろ、北陸特有の牡丹雪が降ったそうです。その雪をお父様の涙のように感じたそうです。窯から龍が昇天していく、そのような三代への思いを重ねた逆さ焼の作品です。
(※写真作品には一部周辺の映り込みがあります。)

 

そして、四代德田 八十吉先生です。

ブログでは説明しきれない優美で、見どころ満載の四代德田 八十吉先生の陶芸の数々、是非とも会場にお越しくださいませ。

【略歴】
1961年 石川県小松市に三代八十吉の長女として生まれる
1983年 青山学院女子短期大学卒業
1986~89年 父・三代八十吉の秘書、着物ミッションとして世界各国を訪問
1990年 石川県立九谷焼技術研修所卒業 朝日陶芸展90入選
2010年 四代德田八十吉を襲名
2012年 日本工芸会正会員に推挙
2015年 JR金沢駅コンコース門型柱の陶板制作
2016年 曳山250年記念 五彩曳山(小松市)陶板制作協働制作に参加(花道制作)
2017年 イオンモール新小松の「九谷五彩柱」の作品に参加(3作)

<パブリックコレクション>
インディアナポリス美術館(アメリカ)、石川県立美術館、大英博物館、神峯山寺(大阪府高槻市)妙成寺(石川県羽咋市)、金沢美術工芸大学 他

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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