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加藤 清和 作陶展 & 四代 西村 德泉 茶陶展 好評開催中です!!

2018.02.14
こんにちは。<はんなり*ハンペン>です。
寒い日が続きますが、時に少し暖かい日があります。三寒四温、確実に春は近づいています。
春と言えば、徒然草の有名な一節、「春は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは…」を思い出します。桜の花は満開の時だけがいいのでしょうか?そんなことないよ、と言うことですが、世の移ろいを楽しむ心の余裕が欲しいものです。 
では、美術画廊で行われている、春を感じる陶芸展をご紹介いたします。

まずは、東画廊のご紹介です。

加藤 清和 作陶展

■2月14日(水) → 20日(火)

■6階美術画廊
※最終日は午後4時閉場。



髙島屋京都店で初個展となる加藤清和先生の個展のご紹介です。
会場の四方を見渡しますと皿、鉢、壷のうえを黄、緑、青と美しい釉薬が、流れに流れ、その美しさにうっとり、してしまいます。
三彩と呼ばれる黄、緑、白や青の釉(うわぐすり)の濃淡、動きのある流動釉による美しさを追求され“現代の三彩”を表現されているのです !

では、幾つか作品をご紹介いたしましょう。


■藍三彩貼花耳付水注
水注(すいちゅう)の作品は良く目にしますが、この水注は、驚くほど大きい!
この様な大きな水注を先生は作ってみたかった、とのこと。
そして驚くことに中心となる本体はロクロで形成されているのです。
そして藍の釉がたらりと流れ…とても現代的な風合いを感じます。




■三彩鉢
緑の釉が中心にむかって、たらりたらりと流れていきます。
釉が流れる様が永遠に磁器に焼き付けられている、ある意味とても斬新な意匠です。



■三彩1709
茶色に近いくすんだ黄の釉とその周辺の緑、流れる釉がアブストラクト絵画のようでかっこいい。



■藍三彩 1802
釉の流れる筋がより強調された作品です。



■藍三彩六角蓋物
シャープな造形により、流れる美しい藍の釉が映えます。

そして加藤清和先生です。



 【作家略歴】
1970年 京都五条に生まれる
2005年 日本陶芸展入選
1990年 京都府立陶工高等技術専門校
2013年 日本陶芸展大賞・桂宮賜杯 受賞 陶磁器成形科卒業
2016年 日本伝統工芸展奨励賞 受賞
2002年 靖山窯二代目襲名
2004年 日本伝統工芸展入選
現在 日本工芸会正会員、日本陶芸美術協会会員
師:川瀬 満之氏 ・ 父  加藤 靖山氏



髙島屋美術部創設110年記念
傘寿記念 四代 西村 德泉 茶陶展

■2月14日(水) → 20日(火)
■6階美術画廊
※最終日は午後4時閉場。



西画廊では、四代西村德泉先生の繊細優美な京都らしい雅な茶陶展を開催しております。
今展は、西村先生の傘寿のおめでたい節目にあたり、華やかな吉祥の意匠や形にこだわられた金襴手、祥瑞、色絵などによる茶碗、水指など様々なお茶道具の新作を紹介しております。 

幾つか作品を紹介いたします。


■染付亀甲宝文食籠
傘寿を迎え、自らを祝う意味を込めて作られた食籠。七宝の図柄が施されています。
蓋には縁起の良い、竹の形。
今回、制作された作品のなかで一番新しい作品です。
 


■瑠璃祥瑞茶碗
瑠璃色に祥瑞の図柄、金彩があしらわれた豪華なお茶碗。「福」の字が目に飛び込んできます。
実はこの瑠璃色、祥瑞の図柄、金彩の構成は新しい試みで、目の肥えたお客様にも好評だそうです。



■染付十牛水指
本体のまわりグルリに牛とそれを世話する牧者が描かれています。
これは十牛図(じゅうぎゅうず)と言いまして、悟りにいたる過程を表現したものだそうです。
絵として表現されていますが、染付け、繊細な筆遣い、表現に驚かされます。



■瑠璃地四季草花文皆具
瑠璃色と金のコントラストが印象的な皆具(かいぐ)。
ひとつひとつのお道具(水指と杓立、建水に蓋置)に四季折々の草花が表現されているのです。なんと贅沢で華やか!
水仙、桔梗、牡丹、百合などなど、見飽きることはありません。



■金襴手祥瑞腰捻茶碗
朱色と金色、青のコントラストが遠くからでも目に飛び込んでくる、存在感のあるお茶碗です。
この朱色を出すのに3回は塗り重ねるそうです。そして金彩は瑪瑙(めのう)で磨くことで、このような深みのある金色に輝くそうです。
とても手のこった見えない作業が、たくさん施されているのです。

 

■灰被り水指
非常に貴重な京都の土を使用してできた水指です。
土味ながらも、京都らしく少し上品な感じを受けます。


「せっかく京都でしているので、德泉としての焼き物を作っていきたい。」と仰る先生。
その力強い眼差しに、歴史ある京都で人に喜ばれる焼き物を作っていこうとされる、西村先生の熱意をひしひしと感じた<はんなり*ハンペン>でした。

是非とも、豪華絢爛な作品の数々を観に美術画廊にお越しください。

 【作家略歴】
1937年 二代德泉の次男として、京都に生まれる(本名:德二郎)
父 二代德泉により、伝統工芸技法の手ほどきを受けながら、藝術院会員 六代 清水六兵衞氏に師事
1971年 京都五条坂から宇治炭山に登窯を移築
大徳寺瑞峯院 吉口桂堂老師より、窯名『紫翠』を賜る
2007年 兄 三代德泉の逝去により、四代を襲名
2008年 大徳寺管長 高田明浦師より、『德泉』の染筆、『紫翠』・『德泉』の印を賜る
以後、喜寿記念他、高島屋各店にて、展覧会を開催

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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