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髙島屋美術部創設110年記念 有職御人形司 十二世 伊東 久重展 開催中です!

2018.09.12
こんにちは!<はんなり*ハンペン>です。
朝晩涼しくなり、すごし易くなりました。
振り返ると今年の夏は台風に大雨、猛暑と心身ともに大変でした。訪れる秋は静かに穏やかな時間を過ごしたいものです。

今週の催しは悠久の宮中文化に想いをはせる、歴史深い催しのご案内です。



髙島屋美術部創設110年記念

有職御人形司 十二世 伊東 久重 展

■9月12日(水) → 18日(火)

■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。



皆さま、御所人形をご存知ですか?

御所(ごしょ)は…そうです、今も昔も天皇のお住まいされる場所のことです。御所人形とはそのむかし、御所で行われる宮中の祝いごとや慶事の際に飾られてきた由緒ある人形のことなのです。
伊東家は人形司として300年も前から、それら由緒ある人形を作り続け、代々が技を継承し、今も御所人形をご制作されています。現在の十二世 伊東久重先生は伝統と技を継承しながらも独自の感性を加え、魅力ある有職御所人形の世界を作り上げていらっしゃいます。

4年振りとなる今展では、胡粉の白い肌合いが優しい無垢な童子の御所人形を中心に、胡粉高盛金彩絵による色鮮やかな飾筥など、集大成とも言える作品の数々をご紹介しております。




すこしづつですがお作品をご紹介いたします。




■ぶりぶり遊び
「ぶりぶり」は、子供の玩具のひとつ。八角形の槌に似た形で小さな車をつけて引きずって遊んだりします。ニンマリと楽しく元気に遊ぶ幼子の表情が印象的です。

 


■陽光
御所人形の特徴は、そう、三頭身の幼子、そしてなんともやさしい穏やかな表情が印象的です。お人形のお顔は怒ったり泣いたりの表情は駄目なのだそうです。この人形の頭には日輪、太陽が輝いています。




■ばんざい
元気な様子は顔の表情だけでなく、足の指にも表われています。少し足の親指がひょこっ、と上がっていて、元気な仕草が見て取れます。

少し制作について解説しますと…
お体の白さは胡粉(貝殻を砕いた白い粉)を精錬して膠(にかわ)でといて桐の木で出来た本体に塗ります。
な、なんと胡粉を50回程塗り重ねていきます。それもお天気の良い日だけしか塗りません。雨の日だと湿気が入り、ひび割れの一因になるからだそうです。
本体の桐の木も30年程、乾燥させたものを使用するそうです。ですので今、制作された作品は先代、先々代が乾燥を手がけた木を使用しているとのこと。惜しみない時間と手間がひとつひとつの作品にかけられているのです。


■百花繚乱
木の板に胡粉を盛り上げ、日本画で使用する顔料を使用し彩色されています。御所人形の筥や玩具の制作に使用された胡粉で盛り上げる技法に彩色を加え胡粉高盛金彩絵として当代が作り上げた技法です。
色豊かで華やか!季節の花々が美しく描かれています。




■立雛 伊東建一
こちらは十二世のご子息様、伊東建一先生ご制作の立雛です。


胡粉高盛金彩絵のほどこされた飾筥の数々

如何でしたでしょうか。

 お人形は、ご家族で大事にしていただいて、次の代、また次の代と永く持っていて欲しいと先生はお話されます。だからこそ惜しみない愛情と手間ひま、匠の技術をほどこし、世代を超えて愛される御所人形が生み出されるのだと感じました。

是非とも御所人形の世界、有職御人形司 十二世伊東久重先生の世界をご堪能ください。



そして、十二世 伊東 久重先生の催しは6階の美術画廊だけではございません。

7階のグランドホールにおきましても
「有職御人形司 十二世 伊東久重の世界」を9月12日(水) → 24日(月・休)まで開催しております。
■ご入場時間=午前10時~午後7時30分(午後8時閉場)
※ 最終日9月24日(月・休)は午後4時30分まで(午後5時閉場)。
※ こちらの催しは有料となっております。

どうぞ、お時間ございましたら美術画廊とあわせてグランドホールの催しもご覧くださいませ。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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