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~幻想~ 岡本暁史・宮崎英彦 ガラス二人展 & 竹村繁男 作陶展 開催中です!

2019.02.22
皆様こんにちは。にこ☆ぷちデラックスです。
今週の画廊を早速ご紹介いたします。

~幻想~

岡本暁史・宮崎英彦 ガラス二人展

■会期:開催中→2月26日(火) ※最終日は午後4時閉場
■会場:6階 美術東画廊

お二人は関東のガラス工房で出会い、それから10年以上の時を経て現在・・・
フランスに工房を設立し、フランスを拠点として作品制作をされている岡本先生と
兵庫県篠山市に工房を設立し、個展やグループ展で活躍されている宮崎先生の
二人展を開催いたしております♪

表情の異なるお互いの特徴を活かした作品の数々をご覧いただける会場です!















では、先生方をご紹介いたします♪

岡本 暁史 (おかもと さとし)

1979年 東京都生まれ
2001年 明星大学 日本文化学部ガラス専攻卒業後、伊藤賢治主宰 AYAグラススタジオ スタッフとなる。
2003年 フランスロレーヌ地方にあるガラス学校 CERFAV 入学
2008年 フランスに吹きガラス工房設立
2016年 京都髙島屋にて個展

子供の頃から手を使う仕事に魅せられ、職人になることに憧れていた先生。
ガラス造形のなかでも、不思議な表情を見せる重厚感のある作品が特徴です。


●岡本暁史「花器」



●岡本暁史「花器」



●岡本暁史「地球」

「地球」を上部からズーーム!
空気の泡の粒がガラスの透明感を際立たせています。
深い海の中を覗き込んでいるような感覚になる不思議な作品です。







●岡本暁史「冷酒器」

透明なガラスの上に、銀箔よりも厚みのある銀澄(ぎんずみ)という金属を重ね、
色ガラス、銀澄、と交互に幾重にも重ねて形を作られます。
そして、断面を研磨して、ガラスのきらめきを浮かび上がらせておられます。



●岡本暁史「オブジェ」



●岡本暁史「耐熱ガラス抹茶碗」

今回初出品の、耐熱ガラスを使用した、ほんのり桜色をした抹茶碗です。
優しい、春の雰囲気を感じます。

「一般的なガラスのイメージとは異なる、違う視点で表現した作品を見せたい。
思いは全て作品に込めてあるので、見る人には自由に感じていただきたい。」とおっしゃる先生。
「フランスの人や街の自由な雰囲気は、作品制作においても刺激的で、影響を受けています。」とお話くださいました。


では続きまして、宮崎先生をご紹介いたします。

宮崎英彦(みやざき ひでひこ)

1980年 神戸市生まれ
2000年 東京ガラス工芸研究所卒業
2001年 EZRAグラススタジオBLOWGLASS塾 卒業
2008年 兵庫県篠山市にてがらす工房設立

伝統的な意匠や流れ等の自然をモチーフに精緻な細工を施した作品が特徴です。


●宮崎英彦「流白花器(大)」

今展では春のイメージをメインテーマに、
細い線を組み合わせたりイタリアのレースのガラスを取り入れたりと、
「優しい柔らかい雰囲気の作品になるように意識しました。」と先生。
春らしいピンク色を用いた作品が揃います。



●宮崎英彦 左:「流白」 右:「流白」

工房を設立された記念に制作された、インパクトのある形の作品です。
作品の上部の形が、ろうそくの炎のように柔らかく揺らいだように見えますね。


「流白」上部ズーム!



●宮崎英彦「和ごころ~角麻~水指」
サンドブラストで制作された、和モダンな作品。



●宮崎英彦「2色ケインレース茶碗」



●宮崎英彦 左:各「黒豆ガラス琥珀ぐい呑み」
右:「黒豆ガラス琥珀酒器」


「黒豆ガラス琥珀ぐい呑み」
篠山の特産を活かしたものがつくれないか・・・。
と、”灰ガラス”という技法を駆使して制作された作品。
宮崎先生は黒豆の栽培から行われているそうです!
収穫し、燃やして灰にした黒豆を原料の粉ガラスと一緒に混ぜて溶かすと、
美しい琥珀色になるそうです。

いかがですか?少し春を先取りした、美しくきらめく作品たち。
お二人の、造形美溢れる独創的な新作の数々を、是非会場でご覧ください。

では、西画廊にまいります。

竹村繁男 作陶展

■会期:開催中→2月26日(火) ※最終日は午後4時閉場
■会場:6階 美術西画廊

1953年 京都市山科区生まれ
1972年 京都市立日吉ヶ丘高校陶芸科卒業、木村盛伸氏に師事。
1980年 独立し、山科に大日窯を開窯
1988年 第35回日本伝統工芸展 入選

2010年には、第39回日本伝統工芸近畿展にて鑑査委員に就任されるなど、
現在は 日本工芸会正会員として、日本伝統工芸展を中心に髙島屋各店で個展を開催、作品を発表されています。

竹村先生ご自身が栽培された、葡萄やひまわり、杉や枇杷など多岐にわたる自然の灰を釉薬として用い制作された新作が並ぶ会場風景をご覧ください♪











自然釉薬を駆使して制作された酒器、盃各種



「陽向釉壷」
釉薬をつくるために休耕田にひまわりを栽培され、その数はなんと一万本!
種まきから始まり、花の世話、収穫、種取、茎や花を焼いて灰にするまでの期間ずっと、
頭の片隅にいつも釉薬のことを考えている、と先生。
その時間も作品づくりのひとつで大切な事だと思う、とおっしゃっていました。

ひまわりの灰は、さらりとした釉薬になり
焼成すると釉薬の流れ落ちるラインが、美しく現れます。



「蒼天釉香炉」
枇杷の灰で作った釉薬で制作された作品です。
生地に黒い土を使うことで青い色がより美しく発色するそうです。



「灰釉掛花生」



「紅斑釉茶盌」
葡萄の枝の灰を使った紅斑釉。
釉薬が窯の中で溶けるときに泡立ち、油滴のような文様が表面に現れるのが特徴です。



各「灰釉盃」
りんごの釉薬で制作された盃は、かわいらいしい赤のりんご色。
ふたつ揃えて欲しくなりますね♪



「灰釉茶器」

竹村先生にとって、作陶50年という節目となる今展。
多種多様な自然の灰を研究し、試行錯誤を繰り返して出来た釉薬を用いて作り上げられた力作を、
会場でぜひご覧ください!

今週も皆様のご来場をお待ち申し上げております。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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