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安永 元典展<洋画> & 華甲記念 木具師 橋村 萬象展

2019.11.20
皆様こんにちは。4月うさぎです。
急に冷え込んだり、また暖かくなったりするにつれて、日一日と樹々の葉が色づいてくるのを見るのが楽しみなこの頃です。今週の画廊は、私たちを取り巻く四季の静かな豊かさをも思い起こさせる催です。

まずは東画廊からご案内します。


安永 元典(やすなが もとのり)展<洋画>
■11月20日(水)→26日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場

安永先生は、1949年福岡県に生まれ、1975年京都市立芸術大学西洋画専攻科を修了されました。以来、モチーフを物としてではなく、心あるものとしてとらえ、静かに語らいながら筆を運び、デフォルメを一切しない緻密な画面を作り続け、独自のリアリズムの世界を表現してこられました。今展でも、可憐な花やみずみずしい果実、織物やグラスの器など本物と見紛うほどに精巧に描かれた作品約20点を展観いたします。



今回は、作品の部分拡大画像も合わせてご紹介しますね。


■「語らい」 30号
今回一番の大作です。先生の持ち味である、深みのある濃い背景色(黒一色ではなく下に他の色も重ね、面相筆で線を引いて描きこんであります)と、今にも風にそよぎそうな、か細い茎や実のコントラストが素晴らしいです。先生がモチーフとまさに「語らい」ながら描かれたのがわかります。




■「暖炉」 4号
先生が「心を静めて自分を見つめるために」取り上げた石のモチーフ。極限まで描きこまれたテクスチャーは、作品を見る人をも、石を愛でた古の僧のように瞑想的な気持ちにさせます。



■「素敵な器」 6号

「写真のようですね」と驚かれるお客様が多いのですが、自分の目で本物を見ると、写真とは違い「心あるもの」として描いていらっしゃる先生の静かな眼差しと、考え抜かれた細緻な筆触がよくわかります。写真画像ではうまくお伝えできないのが辛いところです。ぜひ画廊へお越しいただいて、本物と対面してくださるよう、お勧めします。


続きましては、西画廊のご案内です。

華甲記念 木具師 橋村 萬象(はしむら ばんしょう)展
■11月20日(水)→26日(火)
■6階美術西画廊 ※最終日は午後4時閉場

伝統と歴史ある有職御木具師 橋村萬象先生の華甲(かこう・数え年61歳)を記念した展覧会を開催いたします。先生は、1959年 二代 萬象の長男として京都に生まれ、祖父である初代 萬象に幼少のころから薫陶を受けられました。2008年に三代を襲名し家業に尽力する傍ら、日本古来の伝統文化や技術、自然の温もりある貴重な木地の中にある美しさ、潜在的にある美意識・日本の心を具現化した作品を通して、現代に伝える活動も精力的に取り組んでおられます。今展では、華甲を記念したおめでたい縁起の良い作品を中心に、曲げ・折タメ等の技を駆使し、木地本来から醸し出される清浄さ・清新さを生かした水指、茶器、香合などの新作を展観いたします。



木地の放つ清らかな香りに包まれた会場です。選び抜かれた材の証である細やかな木目、宮中の伝統を担ってきた雅な細工の美しさをどうぞご堪能ください。



■「令和の菊水指」
菊の花弁は「置上(おきあげ)」と呼ばれる、胡粉を塗り重ね盛り上げる絵付技法で描かれています。曲げの確かな細工に加えて、木目の細かさをご覧ください。樹齢250年以上の材を使っておられます。


■「不徹斎御家元御書付 六瓢絵曲香合」


■「神の使菓子器」


■「青海日の出水指」


■「碧層々炭斗」


■「令和の菊陰陽茶器」

会場には、有職御木具師としての歴代の歩みを伝える数々の資料もお持ちいただいています。なかなか目にできない展示ですので、どうぞご参照ください。

いかがでしたか。美術画廊では今週も皆様のお越しをお待ちしております。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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