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情熱の藝術 -土と炎の先へ-今井 政之 卒寿展

2020.11.25
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
芸術の秋・11月を締めくくる今週の画廊では、京都が誇る陶芸界巨匠の作品をゆっくりご覧いただきましょう。

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文化勲章受章記念
情熱の藝術 -土と炎の先へ-
今井 政之 卒寿展
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■11月25日(水) → 12月1日(火)
■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場。
※会期・営業時間・最終日終了時間を変更する場合がございます。

今井 政之(いまい まさゆき)先生は、1930年大阪市に生まれ、備前で修業されたのち、京都にて楠部 彌弌(くすべ やいち)先生に師事されました。面象嵌(めんぞうがん)技法の第一人者として、2011年に文化功労者に顕彰され、2018年には文化勲章を受章されています。今展では、全身の力を込めて挑まれた大皿や、白砂瓷(はくさじ)の作品を始め、自然のいきものや植物を題材に創り出された力作の数々を一堂に展観いたします。


まずは、先生がとりわけ情熱を傾けて制作しておられる「大皿」をご紹介します。重量50㎏・直径1mに及ぶ巨大な素地を操り、面象嵌を施すという大胆かつ細やかな作業工程を経て創り出される、迫力ある逸品です。今回はとりわけ多数出品されており、会場中央は圧巻の光景となっています。


■No.9「窯変 舞鶴 大皿」(タンチョウヅル)



■No.6「窯変 五色海老 大皿」(ゴシキエビ)




■No.4「窯変 游蟹 大皿」(ベンケイガニ)下は部分拡大
面象嵌は、素地に嵌めこむ色土それぞれの収縮率が異なるため、焼成時に極めて困難を伴います。卓越した技法に加えて、焼き締めの味わい深い土味と窯変によって生み出される面白さ。その取り合わせの妙味もお楽しみください。


次は凛とした気品が漂う「白砂瓷」の作品から。

■No.12「白砂瓷 尾白薔薇羽太  花壺」(ナガジュウミーバイ)
「白砂瓷」は「よりくっきりと象嵌文様を表現するために」先生が独自に創り出した、磁土にカオリン質の土を混ぜ込んだ半磁器の白い素地です。焼き締め素地に使う色土とは収縮率が異なるため、改めて白砂瓷のための色土も開発するという、先生の弛まぬ制作への情熱が結実されています。



■No.99「白砂瓷 翡翠 香爐」(カワセミ)



■No.21「白砂瓷 藪手毬 花瓶」(ヤブテマリ)


先ほどから、作品名の後ろにモチーフとなった動植物の名前をカタカナでご紹介していますが、次々とまるで図鑑の頁を繰るようで、これも作品を拝見する時の楽しみの一つです。故郷広島県竹原市の豊かな自然の中で育まれた、先生の優しい眼差しを感じます。沖縄での海釣りで出会われた生き物たちも、明るい南国の海へと私たちを誘ってくれています。


■No.58「窯変 琉球比売知 香爐」(リュウキュウヒメジ)



■No.44「青備前 海神 花瓶」(タコ)



■No.86「窯変 椰子蟹 香爐」(ヤシガニ)



いかがでしたか。ここで紹介しきれなかった作品がまだ多々ございます。今は画廊へお越しいただくのが叶わない方も、興味ある作品がございましたら、どうぞお気軽に「京都タカシマヤ6階美術画廊」へお問い合わせくださいませ。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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