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三谷 慎 レリーフ彫刻展 & 明日を担う京人形展

2020.12.16
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
急に冷え込んできましたね。いつにもまして体調に気を遣わなければいけない冬です。今週の画廊では、世知辛い日々を支える「心のビタミン」を、愛らしい作品たちがお届けいたします。さっそくご紹介しましょう。まずは東画廊から、明るいイタリアの日差しを感じて温まってくださいませ。


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三谷 慎 レリーフ彫刻展
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■12月16日(水) → 22日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場。
※会期・営業時間・最終日終了時間を変更する場合がございます。

三谷 慎(みたに しん)先生は、1953年石川県に生まれ、1976年東京造形大学彫刻科を卒業、その後12年間イタリアで研鑽を積まれ、現在の制作の礎となる美意識を培われました。個展を中心に、ギリシャ神話や星座、動物などをモチーフにしたレリーフ作品を発表しておられます。平面上のわずかな起伏により、穏やかで詩情あふれる世界観を表現したブロンズレリーフ作品を、イタリアの職人によるハンドメードのフレームと共に、一堂に展観いたします。


■No.9「LA BOHEME」(ラ・ボエーム "ボヘミアン")
遺跡から発掘されたような古雅な趣きが先生の作品の持ち味です。ブロンズの表面に少し石膏の粉を残した仕上げをされています。プッチーニのオペラでもお馴染みの作品名は、美と自由を愛する”芸術に生きる人々”への賛歌でしょうか。


■No.32「Gatto」(ガット "猫”)
何ともとぼけた表情の猫ちゃん。手作りならではの凝ったフレームも、洒落た味わいを添えています。


■No.57「Toppolino」(トッポリーノ "ねずみ”)


■No.35「SCORPIO」(スコルピオ "蠍座”)
十二星座シリーズから。この時世をつつがなく過ごすよすがに、自分の星座を護符としてお持ちになってみてはいかがでしょう。


■No.47「『丑』L'ANNO DI MUCCA」
こちらは来年の干支。 他の作品も同じようなサイズが多いのですが、フレーム込みで幅約25㎝×長さ約30㎝と小ぶりです。飾る壁面を選ばないのも嬉しいところです。


■No.1.「NOSTALGIA Ⅱ」(ノスタルジア "郷愁” )
最後は先生のもう一つの顔である、モダンな彫刻作品で締めくくらせていただきます。


続きまして西画廊から。こちらでは一転して「和」の世界をお楽しみください。
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明日を担う京人形展
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■12月16日(水) → 22日(火)
■6階美術西画廊 ※最終日は午後4時閉場。
※会期・営業時間・最終日終了時間を変更する場合がございます。

京人形司 十四世 面庄 面屋庄甫(めんや しょうほ)先生の門下生8名によるグループ展です。江戸時代から受け継がれた人形づくりの技法に寄り添いながら制作された、明日を担う作家たちの力作をご高覧ください。

[出品作家]
岡田眞佐枝 岡本 祥吾 岡本 祐治 近藤 衛代 大黒ひさゑ
堀居 恵 宮﨑 明美 山本 静子 (敬称略・五十音順)

会場の説明看板です。ご参照までに。

京人形司は、大量生産・効率重視の時流に抗い、貴重な素材や手間と時間をふんだんにかけて作り上げる伝統を守っています。上記工程で延べ30回近く出てくる「塗り」は、気温や湿度を見極めて、1回塗るごとに乾燥時間を取る気の遠くなるような作業です。また塗りや彩色のみならず、木彫や日本画の技法、有職故実から現代的な新素材の研究に至るまで、幅広い分野に携わっておられます。


■岡本 祥吾 No.2「恋スルヲカエル」木彫胡粉彩色仕上げ
岡本 祥吾先生は、伝統的な技術を継承しながら「今の時代を生きる」感性をも表現するのが、人形ならではの在り方と考えておられます。この作品の左側には磨き上げた伝統的な御所人形、右側には超モダンな立体作品が展示され、その幅の広さに感服する限りです。

■岡本 祥吾 No.1「御所人形『立児』」木彫胡粉仕上げ

■岡本 祥吾 No.3「Megami Amps」木彫彩色・桐・綿シャツ


■大黒ひさゑ No.3「宝船」 桐塑木目込み


■堀居 恵 No.1「立雛 華」 木彫胡粉木目込み・練り頭胡粉
堀居先生は、源氏物語絵巻などにも見られる「引目鉤鼻(ひきめかぎばな)」の顔立ちがお好きとのこと。でも、極細の筆で少しずつ目と眉を入れていくのは、ほんの少しの角度の差で表情が全く変わってしまう至難の業。この作品は今一番気に入っておられます。衣装には日本刺繍を嗜む先生ご自身が金糸の花を刺しておられ、その配置を考えるのも楽しかったそうです。


■宮﨑 明美 No.3「雲の子」桐芯 胡粉仕上げ 金箔張り


■岡田眞佐枝 No.3「潮騒」 桐木彫 胡粉和紙張り


■岡本 祐治 No.2「瑞雨」 木彫 胡粉仕上げ 着せ付け
岡本 祐治先生は現代的な作品も手掛けておられますが、伝統的な京人形の制作では、漆の敷板や金襴地の着せ付けなど、違う分野の作家とのコラボレーションを通して新たな気づきを得ることがあるそうです。それがまた、現代的作品を作る時の発想の源泉に繋がっているのことでした。


■近藤 衛代 No.4「早春の風」 木芯胡粉仕上げ 檜木彫


■山本 静子 No. 4「少彦名命」木彫桐塑胡粉仕上げ 木目込み

いかがでしたか。どちらの催にも紹介しきれなかった作品が多々ございます。今は画廊へお越しいただくのが叶わない方も、興味ある作品がございましたら、どうぞお気軽に「京都タカシマヤ6階美術画廊」へお問い合わせくださいませ。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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