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伯耆 正一 作品展〈陶芸〉& 菅原 健彦 展〈日本画〉

2021.03.24
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
今週の画廊催から美術部員のおすすめ作品をご紹介いたします。まずは東画廊からどうぞ。

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伯耆 正一 作品展〈陶芸〉
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■3月24日(水) → 30日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場。
※会期・営業時間・最終日終了時間を変更する場合がございます

伯耆 正一(ほうき まさかず)先生は1954年に京都市に生まれ、楠部 彌弌(くすべ やいち)先生に師事されました。現在は、日展や日工会、創工会などを中心に活動されています。土をひねる、刻む、割るという行為は可塑性のある自由な造形が得られる一方で、加減を間違えると頑なに言うことを聞いてくれません。先生はそうした「土の表現」に取り組んでおられます。今展では、花器や香炉、茶盌、酒器など約50点を展観いたします。




■No.5「JOMON花器」 ※下の画像は上からと背面からの撮影
見る角度によって全く違う顔を見せる作品です。今展では、ふわっと掛け分けた多色釉(この作品では紫がかったブルー)や、手びねりの力強さを感じる引っ張りや刻み紋(下部と背面)に力を入れられたとのこと。仕上げに加えた絵付けが、微笑ましいアクセントを添えています。



■No.4「JOMON花器」



■No.12「金箔渦巻紋花器」

先生の作品には、個々の卓越した技もさることながら、その全てが絶妙なバランスで一つの作品に結集しているのを感じます。今展では「土の味わいそのものを感じてもらいたい」とのことでしたが、以前に取り組まれたアフリカ風や縄文風のテイストも、独特の感性で散りばめられています。先生ならではのまたとない造形世界をどうぞお楽しみください。



続きまして、西画廊をご案内します。



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― 三春開花2021 ―
菅原 健彦 展〈日本画〉
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■3月24日(水) → 30日(火)
■6階美術西画廊 ※最終日は午後4時閉場
※会期・営業時間・最終日終了時間を変更する場合がございます

菅原 健彦(すがわら たけひこ)先生は1962年東京に生まれ、1989年に多摩美術大学を卒業されました。都市景観など身の周りの風景を岩絵具で描く大画面や、大自然に対峙した水墨画などを手掛け、1994年に「五島記念文化賞」新人賞、2004年に「第2回東山魁夷記念日経日本画大賞展」大賞など多くの賞を受賞されています。近年は「雲竜図」(傳宗達)を取材し、伝統的な竜の図様を杉板・金箔・白亜・雁皮紙、ガスバーナーなどを用いてまったく別趣のものへと変化させた作品などを発表されています。今展では20年来取材をされている福島県三春の滝桜をモチーフに描かれた作品など20余点を展観いたします。





■No.4「臥龍の松」 145.5×336㎝ ※下の画像3点は部分拡大
西画廊外の壁面いっぱいに展示された大作です。まさに地を這う龍のごとく鬼気迫る枝ぶり。厚く盛り上げられ、年月を経た樹皮そのものに見える幹のひび割れは、陶器の「かいらぎ」にヒントを得られたとのこと。「いのち」が放つエネルギーに圧倒されそうです。



No.1「おぼろ」 205×265㎝
先生はいつも現実の樹木の取材・写生から制作を始められます。「最初は枝ぶりの方に心ひかれて、花にはあまり目を向けていなかったのですが、年がたつにつれ最近は花にも回帰してきたようです」とのお話でした。



日本画としては斬新で大胆な先生の作風ですが、琳派をはじめ日本で連綿と培われてきた美意識に通じていることは、誰もが見て感じ取れると思います。会場でその力強さを感じてリフレッシュしていただければ幸いです。


いかがでしたか。どちらの催にも紹介しきれなかった作品が多々ございます。興味ある作品がございましたら、どうぞお気軽に「京都タカシマヤ6階美術画廊」へお問い合わせくださいませ。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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