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加来 万周 日本画展 & 福島 善三展〈陶芸〉

2021.05.12
皆さまお久しぶりです。4月うさぎです。いかがお過ごしでしょうか。前回の記事以降、当画廊はしばらく休業しておりましたが、本日5月12日より再開いたします。
(当面の間、営業時間 10:00~19:00、土日は休業致します
それでは今週の催から、美術部員のおすすめ作品をご紹介しましょう。まずは東画廊からどうぞ。

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― 朝陽(ちょうよう)の煌めき―
加来 万周 日本画展
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■5月12日(水) → 18日(火)
※ただし15日(土)と16日(日)は休業させていただきます
最終日は午後4時平場
■6階美術東画廊
※会期・営業時間・最終日終了時間を変更する場合がございます

加来 万周(かく ばんしゅう)先生は、1973年熊本県八代市に生まれ、東京藝術大学大学院を修了後、院展を中心に活躍されている気鋭の日本画家です。師である手塚雄二先生を彷彿とさせる大胆な構図と、淡い色彩による荘厳な画面が魅力です。高島屋初となる今展では、自然の神秘や草花の息吹を感じさせる風景を中心に20余点を展観いたします。

店へお越しになれない方のために。まずは展示風景をご覧ください。





■No.7 「清青煌」(せいせいこう) 15号
心が洗われるような清々しい夏の富士です。鮮やかな天然群青の岩絵の具を細やかに盛り上げた岩肌は、ペインティングナイフで表面を削り取って表現されています。


■No.9「花王煌」(かおうこう) 10号
花の王様と言われる牡丹。豪奢な金と黒の組み合わせが「王」に相応しい力強さと気品を湛えています。周囲がぱっと明るくなるような作品です。


■No.27「煌神瀧」(こうしんろう) 20号
宮崎県高千穂峡の瀧です。高千穂は天孫降臨神話の地。神様が見る人に幸せを恵んでくれるようにと祈りを込めて描かれました。瀧を水金泥で描き、煌めく光と水しぶきは水金箔の砂子を蒔いて現されています。


■No.28「煌秋」(こうしゅう) 6号


■No.19「香光」(こうこう) 6号
月下美人の花。思い切った大胆な構図が、夜の闇に咲く花の神秘さを引き立てています。


続きまして、西画廊をご案内します。

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重要無形文化財「小石原焼」保持者
人間国宝 福島 善三展〈陶芸〉
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■5月12日(水) → 18日(火)
※ただし15日(土)と16日(日)は休業させていただきます
最終日は午後4時平場
■6階美術西画廊
※会期・営業時間・最終日終了時間を変更する場合がございます


福島 善三(ふくしま ぜんぞう)先生は350年の伝統をもつ小石原焼「ちがいわ窯」の窯元16代目として1959年に福岡県朝倉郡に生まれました。伝統を重んじながらも「小石原の原料を使い、これまでにない、その土地ならではの作品を創り出す」信念のもとに生み出された作品が高く評価され、2017年57歳の若さで重要無形文化財保持者の認定を受けられました。今展では代表作「中野月白瓷」や、先生の名を世に知らしめた「鉄釉」「中野飴釉」などの作品を一堂に展観いたします。


■No.21「中野月白瓷蝶鉢」
青みがかった美しい乳白色が、名前の通り静かな月を思わせる「中野月白瓷」。「中野」は福島家が代々引き継いできた粘土山の地名です。蝶の羽ばたきを思わせる造形が、施釉後に表面を削って土を覗かせたシャープな黒褐色のアウトラインで一層研ぎ澄まされています。



■No.5「鉄釉掛分鉢」 (下は部分拡大画像)
超絶技巧としか言いようのない細かな飛鉋が、縁から裏側一面まで施されています。艶やかな濃色のグラデーションが美しい内側との対比をお楽しみください。


■No.63「鈞窯茶盌」



■No.3「中野飴釉条紋鉢」(下は底部分の拡大画像)
覗き込むと内側に吸い込まれそうな心地がします。何とも言えないシックな配色が、画像ではお伝えしきれないのが残念です。


■No.20「赫釉香炉」
燃えるようなこっくりした赤色の赫釉。この「赫釉」や先にご紹介した「飴釉」には、中野の土が釉薬にも使われ、「中野月白瓷」や「鉄釉」シリーズとは異なる見どころがあります。


■No.56「鉄釉鉋文器」
今回の出品作の中で、一番新しいシリーズとのこと。マットなオリーブグリーンの上部から、艶やかなブルーグレーにシャープな鉋文を施した下部へと緩やかに変化する見事な釉調。見ても触っても飽きることのない逸品です。


いかがでしたか。どちらの催にも紹介しきれなかった作品が多々ございます。興味ある作品がございましたら、どうぞお気軽に「京都タカシマヤ6階美術画廊」へお問い合わせくださいませ。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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