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第43回 十果会〈洋画〉

2021.08.04
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
今週も画廊催から、美術部員のおすすめ作品をご紹介しましょう。


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第43回 十果会〈洋画〉
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■8月4日(水) → 8月10日(火)
■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場

1979年に独立美術協会の有志により結成された「十果会」(とうかかい)。先生方の日々のたゆまぬ研鑽と創作の成果を発表する場として、40年の歴史を重ねてこられました。昭和から平成を経て、令和という新しい時代の中で、独立美術協会のみならず日本洋画史においても、より一層重要な位置を占めておられます。今回も13名の先生に、時代に迎合することなく、自己に内在する普遍の美を求めた意欲作を発表していただきます。

それでは、先生がたの渾身の大作を、おひとりずつ紹介してまいりましょう。
作品に関していただいたコメントを随所に挟んでおります。


相田 幸男(あいだ ゆきお)
■No.1-2「静…鳳凰堂の池」 130.3×130.3㎝


井澤 幸三(いざわ こうぞう)
■No.2-1「Dawn」 181.8×227.3㎝
暁の心象風景。「元旦に初日の出を見た。六甲山には薄っすらと雪があったように記憶している。快晴ではないのが、今の世の中の状況を表しているようだった。でも、心は少し晴れたかもしれない。自分なりに希望を描いてみたいと思った。」


今井 信吾(いまい しんご)
■No.3-1「四孫遊戯図」 162×65㎝×4枚組


大津 英敏(おおつ えいびん)
■No.4-1「明けゆくパリ」 181.8×227.3㎝
セーヌ川に架かるポンデザール橋からの眺め。「…ルーブル美術館側のたもとから東の方に、ポンヌフ橋を左右に従えたシテ島が見えて、早朝の空が広がり、朝陽がセーヌ川に美しく映える。」


奥谷 太一(おくたに たいち)
■No.5-1「シーラカンス」 181.8×227.3㎝
ウィーンでなんとなく立ち寄った自然史美術館で出会った標本にインスピレーションを受けた作品とのこと。「今までもそのような偶然から作品が生まれることがあり、先入観を持たずに行動し、柔軟な姿勢でいることが大切だと感じた。」


奥谷 博(おくたに ひろし)
■No.6-1「底力」 181.8×227.3㎝
奈良興福寺の「天燈鬼」と「龍燈鬼」。美しさと力強い写実性、包み込むユーモアが感じられる変わった鬼の姿に惹かれていらっしゃるそうです。この大作に取りかかった頃、大変な目まいに悩みながらも必死に制作を続けられたことから「底力」と名付けられたとのこと。


木津 文哉(きづ ふみや)
■No.7-1「凝視」 168.0×162.0㎝
世界中がコロナ禍に呑みこまれたこの1年半、「そんな中で愚直に絵を描くという行為を継続している自分が滑稽にも思えてくる…(中略)…100年後に自分の作品が残っていたとして、人の眼にどのように映るのだろうか。現在の自分には判らない。ただ描くしかない。」



絹谷 幸ニ(きぬたに こうじ)
■No.8-1「天空・仁王・喝(左)」 194×162㎝
「絵画は静止しており、映画の様ではありませんが、時の流れを画面に描き止め…(中略)…未来の人々にこの様な苦しい時代があった事実を伝えたいと思います。」仁王様が手に持っておられる羂索(けんさく=衆生を救い取る働きの象徴)は画面に貼り付けられた立体です(下の拡大画像を参照)。


齋藤 将(さいとう しょう)
■No.9-1「ゆうしゃになりたい☆くま」 181.8×227.3㎝
今中高生に人気の「異世界転生もの」のアニメについて「人生をリセットしてまで剣と魔法の世界に憧れるような、今の時代はそんなに息苦しいのかと思う。さて、今回の絵はそんな夢を見ながら寝ているクマが主人公だ。息がしやすい世の中になるよう、祈りながら描いてみた。」


桜井 寛(さくらい ひろし)
■No.10-1「めだま焼きのある静物」 116.7×90.9㎝


瀬川 富紀男(せがわ ふきお)
■No.11-1「前進」 194×162㎝


瀬島 匠(せじま たくみ)
■No.12-1「RUNNER 三菱ジープ J36」 194×194㎝
学生時代に親戚のおじさんからもらわれた先生の愛車ジープ。以来、北海道や九州への旅行、山形の豪雪地帯勤務時代、広島(因島)―東京間の毎週往復時代など、先生の人生に寄り添い30年間、なんと50万キロ以上を走り続けた同士の姿です。


平岡 靖弘(ひらおか やすひろ)
■No.13-1「風の棲処 Ⅳ」 181.8×227.3㎝
「今、世界を席捲する新型コロナウィルスが以前とは異なる不確実な世界を呈している。この災厄と混乱の流れにアンテナをはりながらも、その底辺にある不易なるものを感じ貫いて画面に向かって行きたい。」



各先生がたには親しみやすい小品も1~2点ほど出品していただいています。大作が居並ぶ画廊の向かって左手に「第2会場」として展示していますので、お越しの際は、こちらへ回られるのもお忘れなきように。


なお、今週の「工芸サロン」はこちら。
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モーガン・ルイス 作陶展
■8月4日(水) → 8月10日(火) ※最終日は午後4時閉場
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自然をモチーフに機能性と美を兼ね備えた作品づくりを追求し続けておられます。ぜひご覧ください。



いかがでしたか。どちらの催にも紹介しきれなかった作品が多々ございます。興味ある作品がございましたら、どうぞお気軽に「京都タカシマヤ6階美術画廊」へお問い合わせくださいませ。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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