TAKASHIMAYA BLOG京都タカシマヤ

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佐々木 麦 展-環 kan-〈洋画〉& -喜土愛洛-陶・今井 眞正 展

2022.01.12
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
今週も画廊催から、美術部員のおすすめ作品をご紹介しましょう。それでは東画廊から。


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佐々木 麦 展-環 kan-〈洋画〉
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■2022年1月12日(水) → 18日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場

1963年京都市に生まれた佐々木 麦(ささき ばく)先生は、1985年京都精華大学洋画科を卒業後、南仏で研鑽を積まれました。現在は滋賀県守山で画業に専念され、各地の個展やグループ展で発表を続けておられます。「環」(かん)と題された今展で「世の中は循環し、人も変化してゆくのが自然なかたちであり、ひいては絵も変わってゆく」という先生の新境地を感じ取っていただけましたら幸いです。

まずは会場正面に展示された「環」シリーズをご覧ください。

 
■「環」 全て20号変形  ※下部(左)No.24(右)No.20
鮮やかな背景が「色相環」として次々に移り変わる連作です。色をなくした初冬の風景の中で、唯一咲き誇るさざんかの花を見て浮かんだイメージとのこと。


■No.29「暮色」 50号変形
先生の住まう滋賀県守山の風景。先生の作品は写実的な風景画はもとより、抽象的に見える作品でも、全て近隣のスケッチが起点となって制作されています。


■No.14「ひまわり」 8号


■No.16「曲がる木」 6号
先生の画の原点は、小学生の時に心惹かれたゴッホの画集だったそうです。でも学生時代はモノトーンの「スーパーリアリズム」を追求しておられたとのこと。そして再び「色彩」へ回帰。ゴッホも感銘を受けた、南仏の明るい光に触れたのがきっかけでした。その後は徐々に「決まりきった形」にもこだわらなくなり、今は心の赴くまま、琴線に触れる色と形をキャンバスに留めようとされています。


■No.28「秋の色」 40号変形
「環」シリーズの隣に展示された、先生の「今の絵心」を伝える作品。解体された色や形が一面に散りばめられ、一見抽象画のようですが、やはり紛れもなく秋の景色として、豊かなハーモニーを奏でています。


■No.7「雪 12月28日」 4号
昨年末の大雪を描いた最新作の小品。雪が見慣れた景色を一変させるのは、私たちにも覚えがありますが、先生の手にかかると、さらに不思議な世界が現出します。


続きまして西画廊をご案内します。

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-喜土愛洛-陶・今井 眞正 展
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■2022年1月12日(水) → 18日(火)
■6階美術西画廊 ※最終日は午後4時閉場

今井 眞正(いまい まきまさ)先生は、1961年に文化勲章受章者 今井 政之(まさゆき)先生の長男として京都府に生まれ、東京藝術大学と同大学院で彫刻を学び、1991年から京都に戻り本格的に陶芸の道に入られました。彫刻的なヘラ削りによる造形と、穴窯での高温焼成で、京焼のエッセンスに現代的な感覚を取り入れた独自の世界観を確立されていらっしゃいます。今展では「喜土愛洛(きどあいらく)」をテーマに、代表作である動物や魚などをモチーフにした約40点の力作を一堂に展観します。

 
吉祥をもたらす愛らしい動物たちが勢揃いした会場です。



■No.1「豊穣神」
最初にご紹介するのは、どっしりと威厳あるカバ。身にまとう唐草模様にはハチやトンボなどの姿も見られ、世界を統べる存在の標として、表情や手足などのリアルな造形と好対照を成しています。


■No.3「龍門想」
「滝を昇る鯉が龍になる」登龍門の伝説から抜け出してきました。立身出世を願う方に。



■No.15「開華象」
思わず上からも前からも撮ってしまいました。見る人の心にも大輪の華が開きそうです。

 
■No. 12「分福」(ぶんぶく)
画像ではうまくお伝えしづらいのですが、くりくりした瞳に心が掴まれてしまいました。眼は釉薬を盛り上げて、ガラス状にされているそうです。ところで皆さまは「ぶんぶくちゃがま」のお話を全部覚えていらっしゃいますか?


■No.40「翠星紋 水鳥」
胴体に描かれたみどりの星が印象的。古代人の墓所に描かれた星座のようにも、現代アートのようにも見える、神聖な中にも楽しい紋様です。


■No.14「富々拍子」(とんとんびょうし)
前掲の「分福」もですが、微笑ましい作品名は、制作前に決めておられる時もあれば、完成した作品と対峙して思いつかれる時もある、と先生からお伺いしました。


■No.33「草文 亀」
今にもこちらへ動き出しそうな姿と、華やかな甲羅の文様をお楽しみください。

 
■No.21「招福蝟」 ※ 蝟(い)=はりねずみ
ひょうきんな表情とポーズで、皆さまに福を招く姿で締めくくらせていただきます。


なお、今週の「工芸サロン」はこちら。伝統的な信楽焼と、独創的な「炭化幾何文彩色」の作品が揃いました。
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信楽 小牧 鉄平 作陶展
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■2022年1月12日(水) → 18日(火)    ※最終日は午後4時閉場


 

いかがでしたか。いずれの催にも紹介しきれなかった作品が多々ございます。興味ある作品がございましたら、どうぞお気軽に「京都タカシマヤ6階美術画廊」へお問い合わせくださいませ。

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高島屋 京都店
6階 美術画廊・工芸サロン・茶道具売場
電話 075-221-8811(代表)
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